人材育成・交流
地域金融機関における「組織的」「継続的」ソーシャルビジネス支援を定着させるためには、本部や営業店の役職員が同じ志を持つ他の金融機関の役職員とつながり、いつかはやってくるリーダーの交代に備えることが重要です。SBCは、ソーシャルビジネス支援を志す地域金融機関の役職員が学び合い、支え合い、刺激し合って、各金融機関の取り組みを進める「ソーシャルバンカー」を育成します。
「スクール」の開催【年1回】 ※
ホストのパートナー会員がSBCと共催し、企画運営します。4泊5日のリアル開催を想定しています。
※参加費:パートナー会員の役職員は無料、メンバー会員の役職員は割引
「ラボ」の開催【不定期】 ※
ホストの各パートナー会員がSBCと共催し、年1回企画運営します。計8時間程度のオンライン開催を想定しています。
※参加費:会員の役職員は無料
融資審査等サポート(パートナー会員のみ)
ソーシャルビジネス支援に挑む金融機関の多くは国内外問わず、外部有識者の力を借りて融資審査等を行っています。続々と生じる社会課題に対応するためには、「社会とともに」取り組むことが必要です。SBCでは、ソーシャルビジネス支援の経験豊富な事務局スタッフが、審査等に関する助言を行います。
各スタッフのプロフィールは下記をご覧ください。
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久保 匠 ソーシャルセクターパートナーすくらむ
1993年北海道旭川市生まれ。大学卒業後、愛知県知多半島に拠点を置く福祉系NPO法人に就職し、障害者支援に携わる。2018年4月より日本ファンドレイジング協会に参画し、社会課題解決に取り組む法人のファンドレイジング戦略策定支援を担当する。
22年1月より独立し、ソーシャルビジネス、インパクトスタートアップの資金調達、事業創造、社会的インパクトマネジメント、クロスセクター連携創出を行っている。また、融資、助成金資金提供業務、Social Impact BondやPay for Successを活用した成果連動型の公民連携事業にも取り組む。
様々なスタートアップや非営利組織の役員・アドバイザー、中京大学講師、経済産業省 北海道経産局事業『成長型中小企業等研究開発支援事業 オープンイノベーション・技術開発促進事業』専門家、上川町ソーシャルビジネスアドバイザー等も務める。
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木村 真樹 合同会社めぐる
1977年愛知県名古屋市生まれ。静岡大学卒業後、中京銀行勤務を経て、A SEED JAPAN事務局長やap bank事務局スタッフなどを歴任。
地域の“志金”が地域でめぐる「お金の地産地消」を推進したいと、2005年にコミュニティ・ユース・バンクmomo、13年にあいちコミュニティ財団を設立。NPOやソーシャルビジネスに対する年間4,000万~5,000万円の資金支援と、500名を超えるボランティアとの伴走支援に取り組む。
両団体を卒業後、19年1月にめぐるを設立し、全国各地で「お金の地産地消」をデザインするチャレンジを開始。同年7月、“志金”循環の新たな仕組み「凸と凹(でことぼこ)」をリリース。
著書に『はじめよう、お金の地産地消――地域の課題を「お金と人のエコシステム」で解決する』(英治出版)がある。
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古里 圭史 株式会社リトルパーク
1979年生まれ。早稲田大学卒業。株式会社スクウェア・エニックスを経てデロイトトーマツグループの監査法人に入所。
2012年10月に地元、岐阜県飛騨・高山にUターンし、地域密着のコミュニティバンクである飛騨信用組合に入組。同組合において「育てる金融構想」を掲げ、クラウドファンディングや地域キャピタル会社の設立など、新しい金融手法を活用した資金供給の仕組み構築に注力。17年には電子地域通貨「さるぼぼコイン」を手掛け、ローンチから4年でユーザー数、加盟店数ともに地域シェア40%超のサービスに。
公認会計士・税理士、フィラメントCBA(チーフ・ビジネス・アーキテクト)、慶応義塾大学大学院 政策・メディア研究科特任准教授、一般社団法人CoIU設立基金監事等も務める。
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調査・啓発・提言
地域金融機関によるソーシャルビジネス支援を日本各地に広げるには、ソーシャルビジネス事業者の意識変革も不可欠です。各会員の取り組みや実績等を調査し、金融機関は「交渉相手」ではなく「相談相手」であることをお伝えする、ソーシャルビジネス向けの啓発活動や提言等も行います。
「分科会」の開催【年4回】 ※
日本のソーシャルバンキングを推進する上で、中長期の検討が必要なテーマを取り上げます。2時間程度のオンライン開催を想定しています。
※参加費:会員は無料
「会員アンケート」の実施【毎年4~5月】
会員のソーシャルビジネス支援に関する実績等を収集します。会員更新依頼とともに実施します。
「年次報告書」の発行【毎年7月】
各年度の印象的な取り組みを紹介する特集や、会員アンケート結果等を掲載します。パートナー会員の取り組みは、コーナーを設けて紹介します。
その他、SBCの事業報告・決算、事業計画・予算、会則の改正等を決議する「会員総会」を毎年6月に開催します。